アルビュメンはイギリスのウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットによって発明されたカロタイプ(世界最初のネガ・ポジ法)に使用する紙ネガ部分の改良を目指す中で、1850年フランスのルイ・デジレ・ブランカール・エヴラールによって発表されました。日本名を「鶏卵紙」と呼ぶようにこの印画紙の特徴は卵白(鶏卵の白身)を使用するところです。
このアルビュメンが発表された翌年の1851年にイギリスのフレデリック・スコット・アーチャーはコロジオン湿板法(Wet Collodion Process)を発表しています。現在私たちが目にすることのできる19世紀の写真印画の多くはこのコロジオン湿板法で撮影されたネガからアルビュメンに焼き付けられたプリント達です。19世紀を代表するフィルムと印画紙、この両者の時を同じくした出会いは後世の私たちにとって先人達からの掛け替えのない素晴らしいプレゼントとなっています。
このキットには保存上の問題で鶏卵の代わりに乾燥したアルビュメンパウダーが同梱されていますが、私共は、よりオリジナルの処方に近い生の卵を使用した「鶏卵紙」に挑戦する事をお勧めします。作成方法はキットに同封されている使用説明書をご覧下さい。
アルビュメン
・
キット / 15,750円
送料 1,000円
Order Form
キットにはプロセスに必要な薬品および、刷毛、スポイト、メジャーカップ、手袋、支持体の紙(8x10"・15枚)、取扱説明書が同封されています。更に、このアルビュメン
・キットには長期保存のための金調色液が同梱されています。ザ プリンツでは皆様に私共が使用し納得した製品を使って頂きたいという強い思いから、「刷毛」は柴又の東京都伝統工芸士、福原良忠氏に依頼して「江戸刷毛」をオルタナティブプロセス・キット用に特別に制作していただきました。また、支持体となる「紙」は各種印画法に最も適した紙を選択しています。
ザ プリンツではこのアルビュメン
・キットの他に4種類のオルタナティブプロセス・キットを販売しています。 皆様にそれらのキットをお使い頂いて手作り写真の素晴らしさ、オルタナティブプロセスの新たな可能性を更に感じて頂くことができましたら幸いです。